「うわー・・・もうこんな時期かよ・・・?」










うるさくなるぞ、アイツ。































H a l l o w e e n H a p p i n e s s






























「うわ、ヤベ・・・今何時だ?」





只今10/31、PM18:30。

本当なら閉館ギリギリまで図書館にいるエドワードだが、

今日はいそいそと町中を走り回っていた。





「あー、くそ!ハロウィンだからってなんでこんなに人いんだよ!?」





10/31、ハロウィン。

主に子供達が仮装して「Trick orTreat」の言葉を言いつつ

大人達からお菓子を貰う、という子供にはオイシイイベント。

もちろん当日なのだから、仮装した子供やら

お菓子を売っている大人など、町中は人であふれかえる。





「あの店は・・・・・あった!」





エドが見付け走り出したのは。

アンティーク調な、一風古風な家。

そこの看板には「Trick」と掘られている。

一見古道具などを売っているようにも見えるが、

歴としたアンティークショップ。

その店の名は、「まるで魔法じかけのようだ」という客の言葉から

「Clock Time」という看板を下げ、つけたとこの間聞かされた。





「こんばんはー」

「おや・・・エドワードさん」

「あ、店主さん!まだある?」

「ええ、ありますよ。ちょっと待ってて下さいね」





エドと店主は軽く二言三言言葉を交わすと、

エドは近くの椅子へ腰掛け、店主は店の奥へ何かを取りに行った。










数分して、店主が戻ってくる











「これでしょう?」

「あ、はい!そうです!まだあったんですね」

「エドワードさんが買いに来ると思っていましたから」





その言葉にピクリと反応し、

「ありがとう店主さん」と礼を一言述べると、

エドはまた人混みへと姿を消した。

店主はその背中を、優しい眼差しで見送った。


















































「そろそろだな・・・」




現在、PM20:30

先程まで騒がしく町中を駆け回っていた子供達の声も、

段々と薄れていく頃。

エドと、弟のアルフォンスの宿泊している宿屋に一つの影が近付く。

ドアを開け、ぎしぎしと音を立てる床や階段を

一歩一歩確実に、エドのいる部屋へと歩いていく。





そして。










瞬間











「とりっく・おあとりーとぉっ!!!」

「・・・やっぱり」





大声でそう叫びながら、

エドの恋人・が入ってきた。

エドは解っていたようで、溜息を一つ小さく漏らす。





「お菓子をくれなきゃイタズラするぞぉ〜〜っvvv」

「はいはい、これな」





そう言い、お菓子の詰め合わせを差し出した。

は一瞬目を輝かせて受け取るが、

次の瞬間には曇った表情をした。





「違うもん・・・」

「お菓子はそれだろ」

「私の目的は違うもん」





エドは覚えてないの?

覚えててくれるほど、私の存在って大きくないの?

所詮、何ヶ月かに一度しか会えない、只の彼女なの?










なんだか目頭が熱くなるのを感じた。










「あー、待て待て。泣くな」

「泣いてないもん〜〜」

「はいはい、半べそ娘にはコレな」





そう言ってボン、と

掌の上に置かれたモノは、小さな箱





「・・・オルゴール?」

「そ」

「・・・なんでぇ・・・?」

「今日、お前の誕生日だろ」





10/31 ハロウィン

それは 愛しい彼女の誕生日

プレゼントは 彼女の大好きな曲のオルゴール





「・・・・・覚えててくれたの?」

「そりゃそうだろ、彼女の誕生日なんだからさ」

「・・・・・」

「・・・どした?」

「・・・・・うわぁ〜〜〜〜ん!!エドなんて大好きだぁ〜〜〜!!!」





そんな恥ずかしい台詞を大声で叫びながら

泣き出している

その掌のオルゴールは、静かに音を奏でている。

あぁ、可愛いな。

そう思った自分がいるのは、彼女には秘密。





「ほれ、泣くな」

「エドがいけないんだぁ〜〜・・・」

「あのな。うれし泣きしてるくせに人を悪者みたいに言うんじゃねぇよ」





オルゴールの音の鳴る中、

そっと抱き締めて、額に口付けを落とした。

腕の中の彼女はくすぐったそうにしていた。

また、可愛いと思った。





「・・・HappyBirthday、

「ん・・・HappyHalloween、エド」


















































イタズラの夜に






























幸せなプレゼントと、口付けを






























===== アトガキ =====

ハロウィンに遅れて便乗したみた第一弾。

エドエド。大好きエド。萌え死ぬ(死ねいっそ)

最近無変換の名前がこっぱずかしいことこの上ない。

オフでも年賀状とか送り合ってる方はわかるかと思いますが。

・・・・・全ては親友・紫千の所為でゴザイマス(影響強すぎ)






2005.11.8